静岡県伊豆市の「あまご茶屋」、生産者直営のお店です。
<店員>
「お待たせしました」
<客>
「すごい!大きいね。『修善寺バーガー』ネーミングもいいですね」
今回のしずおか産は、温泉マークの焼き印が目をひく「修善寺バーガー」です。店で提供する4種類の「修善寺バーガー」には、伊豆市で生産した食材を使っています。
<客>
「アマゴってあまり聞かないけれど、バーガーだと食べやすい。どっちも食べられるのがいいです。ワサビとアマゴ、すごくいい」
「上品な味ですね。子ども食べやすいかも。ワサビがそんなにツーンと来ない」
「おいしい!」
「修善寺バーガー」のひとつ、「あまカツわさびバーガー」は伊豆の清流で育てた「アマゴ」が味わえます。
下山養魚場(静岡県伊豆市)では、20年前からアマゴを養殖しています。
<下山養魚場 下山明さん>
「アマゴは全部で20万匹ぐらい泳いでいます。アマゴの特徴は体側に鮮やかな朱点があることが特徴です。こちらが正常できれいな流線形ですけど、こちらは背骨がちょっと曲がっているんです。もうこれは出荷できない。で、バーガーに加工しているわけです。味はまったく正常品と同じです。おいしい」
下山さんが3年以上かけて育てた「紅姫あまご」は、身の色が薄いサーモンピンクで、刺身で食べることができます。修善寺温泉と伊豆産の食材を知ってほしい!「修善寺バーガー」は下山さんの発案で誕生しました。
<下山養魚場 下山明さん>
「少しでもコロナが終わった時に、お客さんが来た時に活気がつくように盛り上げようと」
コロナの打撃を受けた観光地に賑わいを戻したい。下山さんは2022年4月、「修善寺バーガー協会」を立ち上げました。いまでは、伊豆市内8つの飲食店がオリジナルレシピで販売をしています。
下山さんはワサビの生産もしています。
<下山養魚場 下山明さん>
「ワサビを修善寺バーガーにトッピングして出しています」
清流で育ったアマゴとワサビ、ひとつで2つの伊豆市の特産品が味わえる「あまカツわさびバーガー」。アマゴは、切り身を油で揚げた後、特製のタレを漬けてから野菜と一緒にパンズにのせます。そして、ワサビは?
<あまご茶屋修善寺温泉店 伊藤幸子店長>
「生わさびをすりおろして、このワサビも食べる直前にすらないと、辛みも香りも抜けてしまうので、作る時にあわせてすります。次にマヨネーズの上に塗ります」
新鮮なワサビを贅沢に使います。
<あまご茶屋修善寺温泉店 伊藤幸子店長>
「タルタルソースの中にもすったワサビを入れます。最後にワサビの茎のピクルスをこの上にのせます。この食感が好きだという方が多いです。これでできあがりです」
<下山養魚場 下山明さん>
「(伊豆市には)いい特産品がいっぱいありますので、伊豆市の飲食店に来てもらって、修善寺バーガーを食べてもらって、伊豆市を元気にしてもらいたいと思います」