「G410 PLUS」の中古相場は? 金谷拓実の海外初Vを支えたギアをチェック

お気に入りを長く使う傾向はシャフトも同じ。1WにはUSTマミヤの「The ATTAS」(2018年)を使用している

アジアンツアー「インターナショナルシリーズ オマーン」で海外初優勝を遂げた金谷拓実。「LIVゴルフ」の強者も参加するフィールドでのタイトル獲得となった。今回は今後の活躍が期待される24歳のクラブセッティングを、中古ショップでチェックしてみよう。

勝利に貢献したドライバーは、ピン「G410 PLUS」(2019年)。昨年11月に「G430」シリーズが発売されたが、金谷は2世代前のモデルを使っている。現在のピン人気はこのドライバーから始まったと言ってもよく、未だ人気があり3万円前後からが相場だ。

3W(14.5度)は、「G410 LST」(2019年)。「G410」シリーズの中でも、飛距離性能と操作性が高いモデルを使用。こちらは、2万円台前半から見つけることができる。ユーティリティ(19度)も「G410 ハイブリッド」(2019年)で揃えている。ピンらしい寛容性の高いヘッドで、1万円台後半から見つかるだろう。

ウッド系は2019年モデルを愛用しているが、アイアンはピン「i230」(2023年)に変更している。金谷が長く使っていた「i210」の後継作で、今年1月に発売されたばかりのため、中古で見つけるのはまだ難しそうだ。クラブセッティングで興味深いのは、「i230」の5Iとは別に、“飛び系”の「G710 アイアン」(2020年)の5Iをユーティリティのように1本だけ使っている点だ。中空構造でヘッドが大きく、5本セットで6万円台後半からが相場。

ウェッジはピン 「GLIDE FORGED PRO ウェッジ」(52度、58度、60度)(2021年)。スピン性能が高く、操作性の良いモデルで1万円台後半からが相場だ。パターはピン「シグマ2 アーナ」(2018年)をアマチュア時代から使用。打感のやわらかさが特徴で、1万円台後半からとなっている。

ツアープロにとって最新モデルは魅力的だが、基本性能が高く使い慣れたクラブに対しては絶大な信頼を寄せている。新旧クラブを上手く組み合わせるセッティングは、我々アマチュアにも参考になるだろう。

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