県の工事巡る贈収賄事件 加重収賄などの疑い 県職員送検 広島

県の工事の入札で土木建築会社の男に予定価格を漏らした見返りにスポーツ観戦入場券を受け取ったとして逮捕された県職員の男が送検されました。

県土木建築局の容疑者の男(49)はおととし9月に入札が行われた県立高校の改修工事について、中区鶴見町の土木建築会社増岡組に勤務する容疑者の男(54)に予定価格を漏らし、見返りにスポーツ観戦入場券12万2200円相当を受け取った疑いがもたれています。

警察によりますと、県職員の容疑者の男は県庁の敷地内で土木建築会社の容疑者の男と落ち合い、手渡しでスポーツ観戦入場券を受け取ったということです。

県は2人が接触していたことについて「全く把握 していなかった」としています。警察は余罪についても調べを進めています。

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