東武鉄道が特急料金を値上げ 最大300円増 3月18日発売分から

 東武鉄道は、3月18日発売分から特急料金を引き上げると発表した。現在の特急料金は乗車距離に応じて520〜1470円だが、550〜1650円とする。また、平日と土休日で異なっていた特急スペーシアの料金を統一する。

 新型コロナウイルス禍などで経営環境が変化する中、サービス維持のために料金を改定するという。

 値上げ幅で最大なのは平日の特急スペーシアの91〜120キロ区間で、1150円から300円増の1450円となる。一方、土休日の特急スペーシアの41〜60キロ、61〜90キロのように据え置かれる区間もある。

 特急券を列車内で購入した場合に1人当たり200円を加算する車内発売加算料金制度をスペーシアやリバティ、りょうもうの各特急などに適用する。ただし、係員が配置されていない駅で乗降車駅証明書の発行を受ければ加算されない。

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