自身の大病をきっかけに弱者が暮らしやすい政策を!【神奈川県】とみおか政幸氏インタビュー(PR)

自身が大病を患った経験などから、弱者(高齢者、障がい者、若者)を守りたいと思うようになった、とみおか政幸さん。小学生から神奈川県で暮らし、横浜市の佐江戸町にあるパナソニックで35年以上働いてきました。

母親が高齢であることもあり「自分や大切な人が住んでいる神奈川県を、長寿であることを素直に喜ぶ社会にしたい!」という思いて活動を展開しています。大手企業に勤めて、大病から復帰した経験を経た、とみおかさんにしかできない政策を伺いました。

脳幹梗塞の発症をきっかけに、弱者を助けたいと更に強く思った

選挙ドットコム編集部(以下、編集部):

政治家を目指したきっかけを教えてください。

とみおか政幸さん(以下、とみおか氏):

元々、議員の後援会や、資金管理団体で政治活動をしていたので政治との距離が近かったです。2019年に脳幹梗塞を発症したことをきっかけに「体が動くうちに自分の思う街づくりをしたい!」と強く思いました。自分が大病を患ったこともあり、「弱者に優しい社会を目指す」という思いから、政治家として活動していくことを決めたのです。

編集部:

政治活動において発揮できそうな、とみおかさんの強みを教えてください。

とみおか氏:

ボランティア経験が豊富なことと、大病を患った経験があることです。そのため、弱者を救いたい気持ちが人一倍強いと思います。

まずボランティア経験についてですが、20代〜30代の時に知的障がい者のための体操教室に参加していました。マンツーマンでサポートしていたので、障がい者や保護者の方の気持ちがよくわかります。

また、海外へ環境保護活動や人道支援にも行きました。フィリピンのピナトゥボ火山が爆発した時は、爆発の影響で生活できなくなった人への、生活支援や就業支援をした経験があります。フィリピンのパンパンガでは川の氾濫を防ぐために、川の淵に植林をしたこともあります。

インドでは、カースト制度の影響も相まって、障がい者や離婚された女性への皺寄せを垣間見ました。仕事では、警察・道路公団・防犯会社・医療機関(マイナカード読取機)向け機器の生産に関与、合理化等は得意中の得意です。

編集部:

大病を患った経験は、どのような強みになりそうでしょうか?

とみおか氏:

覚悟は勿論のこと、高齢者・病人の気持ちが、よくわかるようになりました。たとえば、検査やリハビリで頑張りすぎてしまうことがあります。具体的には手や足を伸ばすことに夢中になって呼吸を忘れるなど、健康な方には理解しにくい行動です。

また、私は病気になり、筋力低下や歩行障害があります。そのため私が歩きにくいと感じる場所は、高齢者にとっても歩きにくいはずです。高齢者が暮らしやすい神奈川県にするために、私自身が感じた困りごとを解決していきます。

編集部:

他にやりたいことを教えていただけませんでしょうか?

とみおか氏:

制度変更と両輪という意味でNPO団体を作りたいです。たとえば、お年寄りを支援する組織を作りたいと思っています。自動車免許がない、あるいは返納したお年寄りは、重いものを運ぶのが難しいので、買い物するのも大変です。また、年歳を重ねると健康面や収入面の懸念から、賃貸住宅を借りられないケースが出てきます。私も病気によって終焉を意識するようになったので、苦しさ・痛み・孤独・不安といったことがわかるようになりました。

また、満足にご飯を食べられない子供にも何か支援を行いたいです。私が住んでいる都筑区では、ひとり親世帯が増えています。近くに国際プールがありますが、待ち合わせしている子供に話を聞くと、ご飯を満足に食べられていない子供もいることがわかりました。そんな子供達のために、子供食堂を作りたいと考えています。

確保した財源で弱者を守る政策を

編集部:

とみおかさんが考える、神奈川県の課題点や問題点を教えてください。

とみおか氏:

一番は「緊張感の不足」が大きな課題だと思っています。特に、県民・市民の代表として行政のチェック役であるべき議員の給与と、生産性が見合っておりません。神奈川県議会議員の給与は、東京都議会議員・ドイツの国会議員給与を上回ります。

そんなに高い報酬をもらっていながら、ほとんど政治の役に立ってない議員がいるのです。民間企業で35年以上働いてきた私から見ると、もっと改善できると感じます。

編集部:

とみおかさんは現時点で、どのような政策を考えておりますでしょうか?

とみおか氏:

現時点では、大きく以下の5つを推し進めていきたいです。

・議員給与の引き下げ
・二重行政の排除
・政務活動費の削減
・弱者を守る街作り
・障害者雇用の推進

編集部:

まずは、議員給与の引き下げについて詳しく教えてください。

とみおか氏:

そもそも県民の平均年収の3倍超という議員給与、生産性が低い割に高過ぎると思います。給与引き下げは手段であって目的ではありません。議員が緊張感を持って仕事するよう生産性や付加価値を意識する環境を作ります。

しかし給与引き下げの政策は、多方面から反感を買うはずです。そこで成果に応じた納得感のある上げ下げができるよう給与の決定方式の公開や検討を進めていきます。当面は、高過ぎる議員給与の引き下げを推し進めていく予定です。私自身は、給与30%(約480万円)減を約束し、他の政治家より更に付加価値を高めます。(給与返上は公職選挙法で禁止されていますが、合法的な寄付等で社会に還元します。)

編集部:

次に、二重行政の排除について教えてください。

とみおか氏:

神奈川県は、二重行政が顕著に現れています。たとえば横浜市の芸術施設として、みなとみらいホールがあり、管理運営しているのは横浜市の公益財団法人です。一方、神奈川県の芸術施設として、神奈川芸術劇場があり、神奈川県の公益財団法人が管理運営して、それぞれの予算や意向で管理運営されています。管理運営は経済合理性の原則からも一本化が妥当です。

二重行政を排除できれば、税金を抑えられます。日本一高い住民税も下がるでしょう。神奈川県には、横浜市、川崎市、相模原市という3つの政令都市があるので、国への申請実務一つをとっても政令都市→(神奈川県抜き)→国に合理化すればコスト削減にも繋がるはずです。

編集部:

続いて、政務活動費の削減について教えてください。

とみおか氏:

神奈川県議会議員には、給与とは別に月額53万円の政務活動費が支給されます。政治活動において、議員はお金をかけすぎていると感じます。たとえばハガキや封筒を使って郵送すれば、切手代が必要です。しかし、メールを使えば切手代は削減できます。さらに電話もクラウドを活用すれば、電話代の削減にも繋がります。

AI(人工知能)やIoT(インターネット活用術)を使えば人員を減らせるので、人口減少に対応し人件費を削減可能です。今のまま行くと国庫制度は破綻して、住宅ローンの支払いが困難になる金利になる可能性があります。それを防ぐために増税などで対応するのではなく、地方から合理化していきたいです。

実際に私は、シェアオフィスを事務所にして政治活動しており、「お金をかけない政治活動」を実践中です。

費用削減の考え方は、パナソニックで働いてきた経験が生きたと思います。政務活動費の削減が目的ではなく、そういった視点で行政コスト全体を見て欲しいです。私自身は、政務活動費30%(約190万円)減を実現し、更なる積み増しを目指します。

編集部:

確保した財源で、進めていきたいことはありますか?

とみおか氏:

弱者が過ごしやすい環境を整えていきたいです。リハビリの経験を活かし、道路の段差をなくしたり、道路の幅を広くしてお年寄り・ベビーカーを押す人や障がいのある方が安心して過ごせるようにします。利用者の意見を聞く前提で、今後人口や車両が減れば、双方向2車線の道路を一方通行の1車線にできるかもしれません。

そうなれば1車線を、歩行者が安全に広々と使えるようにしたいです。また、弱者が利用しやすい無人バスを走らせる検討もしていきたいと思っています。

編集部:

議員歳費削減、二重行政廃止等、確保した財源で弱者を守る街を作っていくのですね。最後の障害者雇用の推進についても詳しく教えてください。

とみおか氏:

障がい者の方が働き口を見つけるのは、簡単ではありません。私は20代の頃から、ボランティア活動で障がい者の方と関わってきました。さらに、脳幹梗塞の発症をきっかけに、私自身が筋力低下や歩行障がいの他に講音障害や嚥下障がいを背負っています。なので、障がい者の方に寄り添いたい気持ちが一層強くなりました。

たとえば私の知っている知的障がい者の方は20歳を超えると、中学生程度の知能レベルになりました。そのため、難しい業務でなければ難なくこなせる可能性があります。そこで私は、養蜂業に目をつけています

都筑区役所の裏には緑地があり、養蜂業に適した場所です。さらに都筑区はドイツ人の人口が、日本の中でトップクラス。そのため、都筑区に住んでいるドイツ人向けに障がい者の方が作った「純正蜂蜜」(ドイツでは酵素を壊さない=熱処理しない生蜂蜜が主流)を販売すれば、都筑区名物の一つなると思っています。

昔から障がい者の方と身近であった私にしか浮かばないようなアイデアから、雇用を生み出す仕組みを整えていきたいです。

長生きすることが素晴らしい神奈川県にしたい

編集部:

最後に伝えたいことはありますか?

とみおか氏:

私は神奈川県を、隆々とした経済に支えられた弱者が暮らしやすい街にしたいと考えています。特に高齢者には、健やかに過ごして欲しいです。私の母親も高齢ですが、できるだけ長生きしてくれることを願っています。皆さんも自分が大切な人には、長生きしてほしいですよね。

しかし高齢化が進む現代では、長生きすることがよくない風潮も感じられます。私が神奈川県議会議員になって政策を進め、「長生きすることは素晴らしいこと」と感じられるような、神奈川県にしていきたいです。

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