「ひとくず」の上西雄大が監督・脚本・プロデューサー 映画「ヌーのコインロッカーは使用禁止」公開決定

「ひとくず」などの上西雄大が監督・脚本・プロデューサーを務めた映画「ヌーのコインロッカーは使用禁止」が、2023年4月7日より劇場公開されることが決まった。

「ヌーのコインロッカーは使用禁止」は、素晴らしい絵画を描く発達障害の山﨑宥さんをモデルとした作品。「ヌー」と呼ばれる知的障害者の那須叶は、赤ん坊の時に捨てられたコインロッカーの前で絵を描き続けていた。ある日ヌーは、覚醒剤の売買でコインロッカーを使う黒迫和眞と出会う。黒迫がSNSにヌーの絵をアップすると、海外の有名アーティストから絵を買いたいとの連絡が入る。高額で売ろうとした黒迫だったが、ヌーの純粋な心に触れて良心が生まれる。そんな時、ヌーが白血病で余命を宣告され、黒迫は自分の骨髄を移植するが、覚醒剤売買が発覚して警察に連行される。

主人公のヌーを演じるのは、「ひとくず」で北村凛役を演じた古川藍。上西雄大が監督・脚本・プロデューサーを務めた。上西は、「発達障害についてお話を聞く機会があり、そこに触れた様々な言葉や心に、心を動かされ、本作の脚本を書きました。映画作品となり、本作の主人公が、多くの方々に、何を渡すのか、主人公ヌーは、コインロッカーベイビーであり、発達障害児であり、紛れもない天使であります。是非、一人でも多くの方に観て頂きたいと思います」と、コメントを寄せている。

予告映像は、「泣いちゃダメよ~」と口にするヌーの、純粋無垢な笑顔からはじまる。お金が必要な男が覚醒剤をコインロッカー入れようとした瞬間、「“ぬ5515”は使用禁止でございます」とヌーは叫び、それをきっかけに2人が交流を深めていく様子が描かれている。男はヌーの純粋な心に触れていき、本物の家族のようかわいがるが、突然ヌーが倒れてしまう。

あわせて公開されたビジュアルでは、「スケッチブックを抱えたコインロッカー生まれの無垢な天使」のコピーとともに、ヌーの無邪気な笑顔が切り取られている。

【作品情報】
ヌーのコインロッカーは使用禁止
2023年4月7日(金)公開

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