岡山大など会場準備 受験生が下見 25日から国公立大2次試験

受験会場の準備を進める岡山大の職員=同大津島キャンパス

 25日に始まる国公立大2次試験の前期日程を前に、岡山県内では24日、岡山大(岡山市)、県立大(総社市窪木)、新見公立大(新見市西方)の3大学が会場の準備を整えた。

 今回から後期日程を廃止し、一般選抜は前期日程のみとした岡山大では3405人が受験予定。津島キャンパス(岡山市北区津島中)では、職員が教室の机を消毒し、受験番号を書いた紙を貼り付けた。前回の大学入学共通テストで試験中に問題が外部に流出した事件を受け、試験時間中にスマートフォンなどの電子機器の使用を禁じる注意書きを掲示した。

 下見に訪れる受験生もおり、屋外の掲示板で会場案内や注意事項を確認していた。薬学部を受験する大安寺中等教育学校6年の女子生徒(18)は「医療系の学部が強い岡山大で学び、薬剤師になりたい。力を出し切る」と意気込んだ。

 25日は岡山大が外国語、国語など、県立大は数学や実技など、新見公立大は小論文と面接を実施。岡山大は3月8日、県立大は同6日、新見公立大は同4日に合格発表する。

岡山大で会場を下見する受験生ら

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