惣菜・べんとうグランプリで優秀賞に輝いた「郷土の麩丼」、匠の厨房あづみ家が地元新潟県三条市の滝沢亮市長へ受賞を報告

居酒屋・匠の厨房あづみ家(新潟県三条市)が24日、日本食糧新聞社(東京都中央区)が主催する「惣菜・べんとうグランプリ2023」において同店の「郷土の麩丼」が優秀賞に輝いたことを報告するため、三条市の滝沢亮市長を訪問した。

「ファベックス惣菜・べんとうグランプリ」は、惣菜・デリカ・中食業界の総合見本市「ファベックス」の特別企画として、2010年から毎年実施されているプロ向けの商品コンテスト。

その地方食材・調理法部門において、匠の厨房あづみ家の「郷土の麩丼」が優秀賞を受賞。同商品は三条市の名産である車麩(川瀬製麩株式会社の極上白麩)を卵でとじ、炒った佐渡産南蛮エビの粉末をふりかけたどんぶり。匠の厨房あづみ家の根本敦紀代表によると「一度車麩をゆるい温度で揚げ、半日から一日ほど置いておくことで、少し芯が残った新しい食感になる」点がこだわりのポイントだという。

また「郷土の麩丼」は、デリカテッセン・トレードショーの企画「お弁当・お惣菜大賞」でも、同店の佐渡名物を使った弁当「愛美守(あいびす)」とともに入選を果たしている。

「郷土の麩丼」

試食する滝沢市長

24日の表敬訪問で「郷土の麩丼」を試食した滝沢市長は「エビの香りがすごい。すごくしっかり麩にも味がついている」と舌鼓を打った。そして「東京出張で上越新幹線に乗ると、帰りの便は越後湯沢で自分以外の乗客がみんな降りていく。燕三条駅まで来てほしいので、ぜひ食から(アピールしていきたい)」とあづみ家の活躍を期待した。

根本代表も「ぜひこの機会に、車麩を三条の郷土食としてアピールしてもらえれば」と話し、また、今回の「郷土の麩丼」と「愛美守」が佐渡の食材を使用していることから「新潟県民として、佐渡金山の世界遺産登録を盛り上げていきたい」と力を込めた。

「郷土の麩丼」は、あづみ家のほか市内のただいまーと、道の駅「庭園の郷保内」で販売。

左から、匠の厨房あづみ家の根本敦紀代表、三条市の滝沢亮市長、川瀬製麩の川瀬貴行常務、アイサポートの木村譲代表取締役社長

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