広島の強盗事件で3人を起訴 1人を家裁送致 一部は東京・狛江市の強盗殺人事件に関与したとみて警視庁が捜査

これまでに4人が強盗殺人未遂の疑いで逮捕された広島市西区の事件で、広島地検は、強盗傷害と住居侵入の罪で3人を起訴し、1人を家裁送致しました。

強盗傷害と住居侵入の罪で起訴されたのは、▽埼玉県朝霞市のインターネット契約等外交員・栗原翔 被告(27)、▽埼玉県越谷市の飲食店従業員・宇佐美巴悠 被告(21)、▽住居不定無職・加藤臣吾 被告(24)の3人です。

また、広島地検は、神奈川県の18歳の男についても強盗傷害と住居侵入の罪で広島家庭裁判所に送致しました。

起訴状などによりますと、3人は、18歳の男らと共謀して、去年12月21日、広島市西区の時計等販売買取専門店の店舗兼住宅に宅配業者を装って押し入り、ここに住む男性の頭を工具のようなもので殴るなどしたうえ、両手首などを粘着テープや結束バンドで縛るなどの暴行を加えたとされています。

男性の両親にもけがをさせたほか、現金約250万円と2400万円相当の腕時計など約136点を奪ったとされています。

男性は意識障害を伴う脳挫傷などのけがをしました。

地検は、4人の認否について明らかにしていません。

警察は、事件の実行犯を8人とみていますが、捜査関係者によりますと、残る4人全員が、東京都内で起きている一連の強盗事件などですでに逮捕・起訴されているということです。警察は、残り4人についても容疑が固まり次第、逮捕する方針です。

また、今回、起訴された男らのうち 加藤臣吾 被告について、警視庁は、東京・狛江市の強盗殺人事件にも関与しているとみて逮捕する方針を固めています。

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