スマホ決済還元第5弾 8月実施へ 岡山市、2社で上限8千円分

 岡山市が24日発表した2022年度一般会計補正予算案には、スマートフォン決済還元キャンペーンの第5弾の事業費が盛り込まれた。実施予定期間を8月1~31日の1カ月間としており、人の動きがより活発になると見込まれる夏の観光やレジャー、帰省の時期に合わせ、消費を後押しする。

 内容は昨年11月に展開した第4弾と同じ。決済事業者は2社とし、ポイント還元率は20%で1回の上限は千円分。還元総額は1社当たり最大4千円分、2社合わせて8千円分とする。

 決済事業者は今後決める予定で、利用可能店舗は市が対象として指定する市内の飲食店や宿泊、小売店などを想定する。第4弾に続き、スマホに不慣れな高齢者らを対象にキャンペーンの利用方法などを説明する講座も開催する方針という。

 市のまとめでは、第4弾は延べ約60万人が利用し、総額は約80億2千万円に達した。ポイント還元額は約12億6千万円で、第3弾を約5億4千万円上回り、経済波及効果も約1億3千万円増の約25億1千万円だった。

 市産業政策課は「市内外の多くの方に利用してもらい、事業者の売り上げにつなげて地域経済の活性化を図っていきたい」としている。

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