五人ばやしは学芸館高サッカー部 岡山の洋菓子店 ケーキで五段飾り

学芸館高サッカー部やウエストランドがひな人形になった五段飾り

 桃の節句を前に、岡山市北区奉還町の洋菓子店「ラ・セゾン・ド・フランセ」は、ひな人形の五段飾りをケーキで作り、27日まで展示している。学芸館高サッカー部や津山市出身のお笑いコンビ・ウエストランドら最近の活躍が目立った県関係者をモデルに仕上げている。

 ケーキは幅33センチ、奥行きと高さ各30センチ、重さは約10キロ。キイチゴやピスタチオのクリームとスポンジを計40層重ね、人形やお飾りはほぼ全て食べられる。

 最上段にはバタークリームの男びなと女びな。五人ばやしは全国高校サッカー選手権で県勢初優勝を果たした学芸館高男子サッカー部員をイメージし、衣装をユニホームの水色に寄せている。漫才コンクール「M―1グランプリ2022」を制したウエストランドは、井口浩之さんが右大臣、河本太さんが左大臣になり、顔つきやネクタイも特徴を出した。全国高校駅伝で優勝した倉敷高男子陸上部は三人上戸、全国大会常連の就実高女子バレーボール部は三人官女になっている。

 新型コロナウイルス禍で明るい話題づくりになればと企画。オーナーパティシエの牛島亮さん(49)は「にぎやかな人形で皆さんに元気になってもらいたい」と話す。

 3月1日に試食会があり、23~27日に同店で買い物した約200人に振る舞うことにしている。問い合わせは同店(086―253―7130)。

右大臣の井口さん(左)、左大臣の河本さんは顔つきにこだわって制作。中央にはトロフィーもある

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