「気付かなかった」自宅に遺体放置、父親か 容疑の56歳男逮捕 玄関施錠され、窓から入った警察官が発見

自宅に遺体放置、容疑の男を逮捕=埼玉県新座市

 埼玉県警新座署は24日、死体遺棄の容疑で、新座市畑中1丁目、会社員の男(56)を逮捕した。逮捕容疑は1月下旬~2月23日、自宅に遺体を放置した疑い。

 同署によると、男は父親(86)と2人暮らし。23日午後2時半ごろ、親族から「実家に来たが、父と兄と連絡が取れない」と同署に通報があり、駆け付けた署員がインターホンを押すと、出てきた男は「何でもない」と言って自宅に戻り、玄関を施錠した。署員が施錠されていない窓から入ると、1階の和室で男性の遺体を発見した。

 遺体に目立った外傷はなく、死後約1カ月が経過していた。現場の状況などから、同署は遺体は同居する父親とみて、身元の確認や死因を調べている。男は「父親が死んでいるのに気付かなかった」と容疑を否認しているという。

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