作陽高中野「将来、日本代表に」 サッカーWEリーグ長野入団会見

WEリーグの長野入団が決まった作陽高の中野琴音=倉敷市

 サッカー女子・WEリーグの長野は25日、作陽高3年のMF中野琴音(18)=162センチ、54キロ=の入団を発表した。同高が4月から移転する倉敷市の新校舎で会見した中野は「将来、日本代表のユニホームを着られる選手になりたい」と決意を語った。

 熊本市出身の中野は足元の技術と高い身体能力を武器に、1年時からFWやMFの主力としてプレー。2021年の全日本高校選手権準優勝、全国高校総体3位に貢献し、今冬の選手権は主将でエースとして3位に入ったチームをけん引した。

 会見に同席した長野の町田善行社長は「持ち味のドリブル突破をプロの舞台で発揮してほしい」と激励。中野は「夢だったプロに進むことができてうれしい。ゴールを決めて勝利に貢献できるような選手に成長する」と話した。

 中野は3月1日の卒業式後にチームへ合流する。作陽高からWEリーグへ直接入団するのは昨年、広島入りしたDF森宙舞に続いて2人目。

WEリーグ長野への入団会見でユニホームを手にする作陽高の中野琴音(右)。左は町田善行社長=倉敷市

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