霊感商法被害防止へ県が啓発CM 不審な勧誘の代表的手口を紹介

霊感商法の被害防止啓発CMの一場面

 旧統一教会問題を受け、岡山県は霊感商法などの被害防止に向けた啓発CMを動画投稿サイト・ユーチューブで公開している。代表的な手口をイラストで紹介し、高齢者を中心とした幅広い世代に注意を呼びかけている。

 CMは、霊感商法▽違法な寄付勧誘▽不審な勧誘―の3本で各30秒程度。「買えば不幸から免れる」とつぼの購入を勧める霊感商法や、セミナー合宿への誘いなど不審な勧誘の代表例を示し、演歌歌手風の男性が「お待ちなすって!!」と力強くストップをかける。

 霊感商法に対しては「契約から10年、被害に気付いてから3年は契約取り消しができる」といった救済のポイントを、不審な勧誘には「個人情報を安易に教えない」といった警告を表示。消費者ホットライン(局番なし188)への相談も促す。

 県くらし安全安心課のホームページから視聴できる。同課は「CMで警戒心を高め、少しでも怪しいと感じたら家族らに相談して」としている。

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