オリンピアンらトークで盛り上げ 総社で吉備路マラソン前夜祭

トークを繰り広げる中村さん(右から3人目)ら

 「2023そうじゃ吉備路マラソン」(岡山陸上競技協会、県、総社市、同市教委、山陽新聞社で構成する実行委主催)の前夜祭が25日、同市中央の市総合福祉センターであり、ゲストランナーのオリンピアンらがトークを繰り広げた。

 北京五輪マラソン代表で元天満屋女子陸上部の中村友梨香さんをはじめ、競歩で五輪3大会連続出場の山崎勇喜さん、1月の箱根駅伝9区で区間賞を獲得した青山学院大4年岸本大紀さんら5人。

 現在、指導に携わる中村さんは引退後に百貨店勤務した当時について「仕事は楽しかったが、競技経験を生かしたいとの思いが募り、再び好きなスポーツの指導者を選ぶことになった」と振り返った。会場のランナーら約100人が興味深そうに聞き入った。

 一緒に大会を盛り上げようと、吉備路マラソンと、例年フルに1万人が出場する「下関海響マラソン」(山口県下関市)との協定調印式も行われ、吉備路マラソン大会長の片岡聡一・総社市長と前田晋太郎・下関市長が協定書を交わした。

 26日、4年ぶりに開催される吉備路マラソンは、フル、ハーフ、10キロの3種目に計7321人が出場予定。午前10時の10キロから順次スタートする。

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