城下町彩る「雛めぐり」楽しんで 津山で催し多彩、3月2日開幕

雛めぐりに向け、多彩な飾りを手作りするソシオおかみさん会のメンバー

 津山市中心部の商店街や観光施設をひな飾りで彩る「津山城下町雛(ひな)めぐり」(実行委主催)が3月2日に開幕する。商店街や国重要伝統的建造物群保存地区の城東、城西地区の約150カ所でひな人形や飾りを展示して春の訪れを盛り上げる。4月3日まで。

 会場の一つ、ソシオ一番街では同商店街の「ソシオおかみさん会」が段飾りのほか、手まりや桃をあしらったつるし飾り、ピンクや白色の紙粘土の玉を付けた柳の枝といった手作りの飾りを華やかに展示。4、5日午前10時~午後4時は古布で作った人形やアクセサリー、陶芸品などがそろうマルシェを開く。

 同会の牧悦子会長は「会場に足を運び、きらびやかなひな飾りを見て春の訪れを感じて」と呼びかける。

 城東まちづくり協議会は12日午前10時~11時、城東むかし町家(同市東新町)で貝合わせなどのひな遊び体験を実施。城西まちづくり協議会は5、12、19日に作州民芸館(同市西今町)と城西浪漫館(同市田町)で各館限定15食のちらしずし(400円)を販売するほか、17~19.21~26日の午後6時~9時は津山城下町歴史館(同)で和傘やあんどんを並べて幻想的にライトアップする。

 雛めぐりは同会や城東、城西両地区のまちづくり協議会で組織する実行委が主催。城下町に伝わる貴重なひな人形を展示して人を呼び込み、中心部の活性化につなげようと1999年に始まった。問い合わせは事務局のソシオ一番街事務所(0868―22―7654)。

© 株式会社山陽新聞社