卒業式マスク、県立高対応分かれる 受験や生徒の心情に配慮 「緩和」の度合い見極め

 3月1日の卒業式を控え、県内の県立各高(全日制)では、式典でのマスクの着用を巡り対応が分かれている。式では原則着用せず、校歌斉唱の時のみマスクをする学校がある。一方、受験生に対する新型コロナウイルスの感染リスクへの配慮や外すことへの生徒の抵抗感などを理由に、入退場時のみ外す対応も。完全着用で臨むとする学校もある。「外すことを基本とし、着脱を強いることがないよう配慮する」という県の方針を理解しつつ、緩和の度合いを慎重に見極めている。

 

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