J2大宮、ホーム開幕戦で白星 金沢に2―0 氷川の杜に勝どき響く 新加入3選手、攻守で活躍光る

大宮―金沢 後半ロスタイム、追加点を挙げた大沢(左下)を祝福する先制点を決めた茂木(中央)ら大宮の選手たち

 (第2節第1日、25日・NACK5スタジアム大宮ほか)

 4試合が行われ、大宮はホーム開幕戦で金沢に2―0で快勝し、今季初勝利。前半44分に高柳のCKから茂木のヘディングで先制し、後半ロスタイムには途中出場の大沢がゴールを決めた。

■攻守で新戦力躍動

 先発3人を入れ替えてホーム開幕戦に臨んだ大宮は、出場機会をつかんだ浦上、アンジェロッティ、高柳の3人が攻守で持ち味を発揮。相馬監督は「新加入選手のやってやる、というエネルギーが結果につながった」と選手たちをたたえた。

 特にマンツーマン守備の金沢に対し、前線で攻撃の起点となったアンジェロッティの活躍が光った。中盤で攻撃のタクトを振った小島は「金沢のような相手には1対1で勝つのが重要。背負ってくれるのは助かる」と実感を込めた。

 0―0の前半43分に柴山、アンジェロッティの連係から小島のシュートでCKを獲得。高柳のキックを茂木が「ニアで狙っていく得意な形。ゴールが取れてよかった」と低い姿勢で合わせ、昨季に続いて背番号22がチームの初得点を記録した。

 センターバックの一角としてピンチの芽を摘んだ浦上は、「下部組織出身の選手が戦えないと言われないようにしたかった」と喜びを分かち合ったサポーターに感謝。氷川の杜(もり)に響く勝どきが、チームを勢いづける活力となる。

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