特別サッカー賭博税を新設し税収増

2月22日に発表された新年度の財政予算案では「賭博税条例」を改正し、来年度から香港賽馬会(ジョッキークラブ)から毎年24億ドルの「特別サッカー賭博税」を徴収することが提案された。23日付香港各紙によると、「特別サッカー賭博税」の期限は5年で、もともとの賭博税の税率は変えない。ジョッキークラブは政府の決定に理解を示しながらも、ジョッキークラブの収入が大幅に減少している中で慈善信託基金に対する予算に重大な影響を及ぼすと指摘した。陳茂波・財政長官は決定前にすでに香港の賭博面での競争力を考慮しており、ジョッキークラブはこれによって慈善事業支出を減少させるべきではないと述べた。政府消息筋は、22/23年度の政府の賭博税収入は255億ドルで、ジョッキークラブは50%の税率に応じて政府に99億ドルのサッカー賭博税を納めたことを挙げ、今後5年の毎年24億ドルの特別サッカー賭博税はジョッキークラブにとって負担可能と指摘した。

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