ウクライナ侵攻1年 犠牲者悼む 岡山、募金通じ支援継続訴え

募金への協力を呼びかけるウクライナ人ら

 ロシアのウクライナ侵攻1年に合わせ、同国を支援するイベントが26日、JR岡山駅地下通路のエキチカひろばであった。岡山県内在住のウクライナ人らが犠牲者追悼のキャンドルを並べ、募金を通じて支援の継続を訴えた。

 日本と同国の文化交流推進団体・NPO法人ユーラシア(倉敷市)が企画。国旗や戦地の写真が掲示された会場で、LEDキャンドル約120個をハートマークや国章の柄になるよう床に並べてともし、犠牲者を悼んだ。

 募金は、自身も団体理事を務めるリリヤ・バビィさん(41)らウクライナ人5人をはじめ、飛び入り参加の学芸館高2年生7人が「力を貸してください」と呼びかけ。18万2548円が集まり、戦地に送る止血剤などの購入に充てる。

 昨年12月に倉敷市に避難し同高に通うジグノフ・イェホールさん(17)は「死者や負傷者を出し、インフラも破壊されている現状を乗り越えるには、皆さんの支援なしでは困難」と話した。

 ユーラシアは引き続き浄財や救援物資を受け付けている。担当は内山一房副理事長(080―5483―1175)。

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