ファジ、強豪清水とドロー ホーム開幕戦 1.5万人歓声響く

 サッカーJ2ファジアーノ岡山は26日、岡山市のシティライトスタジアムで清水との今季ホーム開幕戦に臨み、0―0で引き分けた。ホーム初戦ではJ2参入15年目で最多となる1万5695人の大観衆が詰めかける中、前週の磐田戦に続く勝利は届けられなかったが、昨季J1の強豪から勝ち点1を手にした。

 ファジアーノは難敵相手に徐々にペースを握り、前半19分にMF木村の折り返しをMFムークが合わせたが惜しくも決まらず。その後も引き締まった守備から攻勢に転じたものの、ワールドカップカタール大会で活躍した日本代表GK権田を中心とした清水のゴールをこじ開けられなかった。

 Jリーグは今季からマスクを着用しての声出し応援を全席で解禁し、3年ぶりに本拠地にファンの歓声が響いた。木山監督は「すごく良い雰囲気だった。最後まで選手の足が止まらなかったのはスタンドの後押しのおかげ」と感謝した。

 ファジアーノは次節の3月5日、アウェーで水戸と対戦する。

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