「CARINTHIA(カリンシア)」は軍隊仕様の最強シュラフブランド!寝袋「G280」をレビュー

こんにちは!やまさん(@yama3_local)です。冬は虫もいなく、澄んだ空気により星が綺麗な季節。暖とりにもなる焚き火も静かに映える冬キャンは、温かい食事をとりながら楽しいものです。更に、真冬でも朝までぐっすり寝れるシュラフがあったら最高ですよね。そこで、今回は筆者が愛用するCARINTHIA(カリンシア)の寝袋「G280」の魅力をご紹介します!

寝具メーカーがつくる「カリンシア」の寝袋は最強!ミリタリーシュラフのシェアは世界No.1

筆者撮影

NANGA(ナンガ)やモンベルなどのシュラフは日本でも有名ですが、「CARINTHIA(カリンシア)」は知らない方も多いかもしれません。

実は世界では高いシェアを誇る「カリンシア」のシュラフ。

どんなブランドなのか、まずは簡単にご紹介します。

CARINTHIA(カリンシア)ってどんなブランド?

カリンシアは、約70年前にオーストリアの登山愛好家が設立したヨーロッパ最大手の防寒具メーカー「Goldeck texil」社のブランドです。

防寒具・寝具のプロの職人が、技術をシュラフに成形し快適な寝心地を追及しました。

カリンシアのシュラフは世界でも高い評価を受け、ミリタリーシュラフの世界シェアはNo.1です。

フィンランドやNATOなどEU27ヶ国の軍隊で使用され、インドの山岳警備隊などでも使用されています。

特殊部隊との長期的な協力関係で特別に開発された製品であり、軍隊の他に世界の冒険家も愛用するブランドです。

南極大陸の調査団でも、物は違えどカリンシアが開発した製品が使われています。

独自開発の3つの高品質性能がすごい!

他のブランドと違うカリンシアのシュラフの特徴は、独自に開発した高品質機能がいくつも備わっているということ。

なかでもこちらの3つの性能のおかげで、他にはない快適な寝袋を実現しています。

  • 高品質な中綿「G-LOFT」
  • 撥水・防風性を兼ね備えた生地「Shellproof」
  • 暖かさを逃さない!NASAの技術を使用した素材「Thermoflect」

1. 「G-LOFT」

カリンシアのシュラフには、“ダウンを超える暖かさ”を追求した高品質な中綿「G-LOFT」が使われています。

一般的にダウンは水に弱く、他の化繊は結露などで濡れると保温性が保たれません。

一方「G-LOFT」は高い耐水性のおかげで、雨や雪に濡れても本来の保温力が維持できます。

暖かさ、軽量化、通気性の良さを兼ね備えた万能な中綿が「G-LOFT」です。

さらにカリンシアのシュラフは、G-LOFT繊維の特殊コーティングにより丸洗いも可能

濡れても乾きやすく、何度洗っても本来の性能を損なうことなく、いつでも清潔に使えるのがポイントです。

2. 「Shellproof」

シュラフの裏地は「Shellproof」という特殊素材を採用しています。

柔らかくシルクのような肌触りで包み込まれている感覚であり、軽量化とストレッチ性も実現しました。寝具メーカーならではですね。

撥水耐久性、防風性、透湿性も備わっているため、寒い環境でも快適に眠れるつくりになっています。

3. 「Thermoflect」

NASAの特殊技術をもとに開発され、シュラフ内の保温維持を約11%も上昇させる効果がある高機能素材「Thermoflect」が使われています。

暖かさを逃さないので、冬キャンプなどの過酷な環境でも安心して眠れますよ。

CARINTHIA(カリンシア)のシュラフ「G280」はコスパも良く冬キャンプにおすすめ!

筆者撮影

数あるカリンシアのシュラフの中でも、冬キャンでおすすめなのがGシリーズの「G280」

コスパもよく冬キャンにはもってこいのシュラフであり、初心者から上級者まで幅広く使えます。

カリンシア「G280」の概要

「G280」と同レベルの現行品を求めるなら

現在、残念なことに公式サイトで取り扱いのあるGシリーズは、快適温度が2.9度の「G180」のみになりました。

▼「G180」

「G180」も世界的に有名なドイツ人登山家・ヒューバー兄弟が愛用しているので、冬キャンプにも対応できますが、快適温度マイナスでのシュラフであれば、「ディフェンス4」もおすすめです。

▼「ディフェンス4」

CARINTHIA(カリンシア)のシュラフ「G280」の魅力をレビュー!

筆者撮影

他社同レベルのダウン素材シュラフは高価なものが多いですが、カリンシア「G280」は40,000円を切る価格で購入できます。

コスパもよく機能性に優れている「G280」。

筆者が実際に使ってみて感じた、快眠間違いなしの魅力をご紹介します。

魅力1:保温性が抜群!

筆者撮影

「G280」はサイドジップ式で、なんと言ってもふかふかの肌触り&最上級の保温性が大きな魅力。

高機能素材「Thermoflect」のおかげでシュラフ内の保温維持効果が約11%もアップ!

肌触りが良すぎて薄着で潜りたくなり、世界の冒険家が愛用しているのも納得です。

実際に筆者が氷点下3℃くらいの時に使用した際は、途中で熱くなり、足元のジッパーを外したり、首元までジッパーを上げずに両腕を出したりして眠ったほど、保温性は抜群でした!

魅力2:寝袋の中で寝返りができる!

筆者撮影

足元にゆとりを持たせた逆台形構造の採用により、寝袋の中でつま先まで余裕ができ、窮屈感なく快眠できます。

動きやすいストレッチ性能により、寝袋の中で寝返りも可能です。

長さもMサイズ・Lサイズがあるため、個々の身長に合わせ購入すれば、潜り込んで睡眠できます。

サイドジッパーも生地にかまない工夫がされており、ストレスなく開閉ができる構造です。

そのため、寝返りしながらも温度調節も思いのままでき、圧迫感を感じさせないシュラフです。

魅力3:軽さと高いストレッチ性能

筆者撮影

「G-LOFT」を使用したカリンシアのシュラフは、ダウン並みの軽さを誇ります。

実際の重さはダウンの方が軽いですが、シルクのような肌触りの「Shellproof」素材を使用したことで、寝心地や手に持った感触がさらっと軽く感じます。

筆者もダウンシュラフを持っているので比較してみました。

ダウンシュラフは、ストレッチ性はありますが少し締め付け感があります。

一方、カリンシアのシュラフは肌触りが良いので締め付け感を緩和し、軽さゆえに羽毛布団のような感覚で眠れると感じました。

また、高いストレッチ性があり、一切の窮屈さを感じさせません。寝返りを打ってもストレスなく安心して朝までぐっすり眠れました!

超高機能なCARINTHIA(カリンシア)のシュラフで冬キャンプを乗り切ろう!

筆者撮影

ダウンを超える高品質な暖かさを追求した中綿「G-LOFT」、シルクのような肌触りの「Shellproof」、NASAの技術を使用した高機能保温素材の「Thermoflect」。

カリンシアの寝袋は寝具メーカーだからこそ追及できた技術の逸品であり、快適な眠りを誘うシュラフです。

高い技術による品質を、ぜひご自身で確かめてみてはいかがでしょうか。

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