静岡県伊東市では2月26日、山全体が炎に包まれる早春の風物詩、大室山の山焼きが行われました。
「点火して下さーい」
山焼きは、静岡県伊東市の大室山でカヤの新芽を育てるため約700年前から伝わるもので、いまは観光行事にもなっています。
山のふもとで、たいまつを使って放たれた火は瞬く間に燃え広がり、高さ580メートルの山頂へと上っていきました。
<見物客>
「いっぱい火が出てすごかった」
<見物客は>
「ここで初めて見たんですけど、全体が見えて迫力あってよかったです」
2023年の山焼きは雨の影響で2度にわたって延期されていましたが、ようやく天候が落ち着き、26日の実施に至りました。
山焼きは、約20分ほどで終了。快晴となったこの日は、約3万人の観光客が周辺の道路や施設などから楽しんだということです。