声援、熱気神戸に届いた? 埼玉パナ、ビジター戦で初PV 地元熊谷出身・山沢拓也選手ら活躍で開幕9連勝

パブリックビューイングで埼玉パナソニックワイルドナイツを応援する観客たち=26日午後、埼玉県熊谷市銀座のニットーモール1階イベント広場

 埼玉県熊谷市内の商業施設「ニットーモール」で26日、埼玉パナソニックワイルドナイツのラグビーリーグワン・ビジター戦のパブリックビューイング(PV)が初開催された。25、26日には熊谷ラグビー場で全国小学生タグラグビー大会も初開催され、ラグビータウン熊谷は盛り上がりを見せた。

 同市銀座のニットーモール1階イベント広場で行われたPVは同市が主催した。市民にラグビーの魅力を知ってもらう機会とするとともに、市民と一緒に試合を盛り上げ、ラグビータウン熊谷の推進とワイルドナイツのファン層拡大を図ることが目的。定員約100人の会場は満員となり、立ち見客も出るほどだった。

 神戸市の神戸総合運動公園ユニバー記念競技場で実施されたワイルドナイツ対コベルコ神戸スティーラーズの一戦は、熊谷市出身の山沢拓也選手(深谷高出)のドロップゴールやペナルティーゴールなどでワイルドナイツが48―10で快勝し、開幕から無傷の9連勝。

 市内から訪れた大西敏男さん(63)、よし江さん(62)夫妻は「このまま全勝で優勝してほしい。ホームは観戦に行くが、ビジターは遠いので、またパブリックビューイングの機会があれば来たい」と喜んでいた。

 市は2023年度にもリーグワンやラグビーワールドカップ(W杯)のPVをニットーモールや市内の熊谷ラグビー場で開催する予定。事業費1280万円を盛り込んだ23年度一般会計予算案を27日開会の3月定例市議会に提案する。

 市ラグビータウン推進課の担当者は「予想以上に好評だったので、これからも続けていきたい」と話していた。

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