オープン戦3日目 初出場の大谷翔平と吉田正尚がともに1安打放つ

日本時間2月27日、メジャーリーグはオープン戦がスタートして3日目を迎えた。レッドソックスはレイズと対戦し、吉田正尚は「4番・左翼」でスタメンに名を連ね、オープン戦初出場。2回裏の第1打席でライトへの二塁打を放ち、記念すべきオープン戦初安打をマークした。エンゼルスはホワイトソックスと対戦し、大谷翔平は「3番・DH」でスタメン出場。こちらもオープン戦初出場となったが、1回裏二死走者なしで迎えた第1打席でライトへの三塁打を放ち、幸先のよいスタートを切った。レッドソックスとエンゼルスはともに勝利している。

吉田は2回裏の先頭打者として迎えた第1打席でレイズ2番手のブレイデン・ブリストからライトへの二塁打を記録。4回裏一死走者なしの第2打席は見逃し三振に倒れ、6回表の守備からナルシソ・クルックと交代してベンチに退いた。メジャーリーガーとして初めてのオープン戦は2打数1安打。レッドソックスは6対6の同点で迎えた9回裏無死1・2塁のチャンスでライアン・フィッツジェラルドがレフトへのタイムリーを放ち、7対6でサヨナラ勝ちを収めた。

レッドソックスのアレックス・コーラ監督は吉田について「彼は1番を打つかもしれないが、これまでのキャリアと同様に打線の中軸を担うことになるかもしれない」とコメント。主砲ラファエル・デバースを2番で起用する方針で、「(ともに左打者の)吉田とデバースを離したい」と考えており、今日の試合のように2番デバースと4番吉田のあいだの3番に右打者のジャスティン・ターナーを置くのが基本形となる可能性が高そうだ。

一方、日本時間3月1日のアスレチックス戦で藤浪晋太郎との投げ合いが予定されている大谷は、1回裏二死走者なしの第1打席でライトへの三塁打を放ち、次打者アンソニー・レンドンのタイムリーで先制のホームイン。2回裏二死2塁の第2打席はショートゴロ、3回裏二死満塁の第3打席はセカンドゴロに倒れ、3打数1安打で交代した。

エンゼルスは3回裏にレンドンとハンター・レンフローが連続アーチを放つなど、3回までに7点を奪う猛攻。リード・デトマーズら投手陣もホワイトソックス打線から15三振を奪ってわずか5安打に封じ、7対0で快勝した。

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