詐欺被害を半年で2回防ぐ 宇都宮のローソン副店長に感謝状

「声掛けマイスター」を委嘱された山影さん(中央)

 特殊詐欺被害を防いだとして宇都宮南署はこのほど、ローソン宇都宮針ケ谷1丁目店、山影なつみ副店長(21)に感謝状を贈った。山影さんが被害を防ぐのは昨年7月に続き2回目で、栃木県警は「声掛けマイスター」を委嘱した。

 山影さんは1月8日朝、「3万円分の電子マネーを購入したい」と話す常連客の70代男性を接客した。普段の買い物と内容が異なったため、理由を尋ねた。

 男性が「パソコンに表示された電話番号に連絡したら外国人から支払いを求められた」と説明したため、詐欺だと確信。男性を説得し、警察への相談を促した。

 委嘱状などを受け取った山影さんは「高齢者だけでなく若い人の被害も防ぎたい」と意気込んだ。

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