駅近くに公園誕生へ!来年度に完成予定 東武東上線・若葉駅から徒歩4分 今後も地元民の提案で公園整備へ

鶴ヶ島市役所=鶴ヶ島市三ツ木

 埼玉県鶴ケ島市は、東武東上線若葉駅西口に近い土地区画整理事業地内に、住民の意見を反映させた公園を整備する、と発表した。市は2023年度一般会計当初予算案に、公園の整備費3286万円を計上。今年6月に着工し、来年度内に完成する予定。

 同市初の手法で整備されるのは、若葉駅から徒歩4分の同市藤金にある「若葉駅西口1号街区公園」で、面積は2533平方メートル。地元住民ら延べ38人が参加して、昨年5~6月にワークショップを行い、3グループから公園のデザインを提案してもらった。市は各グループの案に共通する要素を抽出。車いすやベビーカーでも安全に散策できる園路を設け、健康遊具を設置するほか、築山や芝生にはシンボルツリーを植え、幅広い年齢層が多目的に利用できる公園とする。オープンに当たっては、ワークショップで市民から出された案を踏まえ、公園の名称を付ける方針。

 23年度は同市中新田の一本松駅土地区画整理事業地内に整備を計画する公園(面積1808平方メートル)でも同様の方式を採用し、ワークショップ開催と測量費計200万円も盛り込んだ。市は今後、新たに造成する公園では、こうした手法を活用していく。

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