14本中10本が最新モデル 永峰咲希は「ステルス」から「ステルス2」へ移行

ウッド類を「ステルス2」シリーズでそろえた永峰咲希のセッティング

米国男子ツアーのスコッティ・シェフラーやコリン・モリカワが投入しているテーラーメイド「ステルス2」シリーズ。同社と用品使用契約を結ぶ永峰咲希も、沖縄で開催される国内女子ツアー開幕戦に向けてテストを重ねている。

2023年シーズンの戦いに備えるセッティングは最新ギアが多くを占める構成で、ウッド類は「ステルス2」シリーズでそろえている。1Wは新作3タイプ全てを試打した上で、「ステルス」から「ステルス2」にスイッチ。同社担当者は「簡単につかまることが一番の決め手でした。スピン量も適切だったので、入れ替えを決意したのだと思います」と話しており、新モデルの性能に納得しているようだ。シャフトは昨年8月に投入した藤倉コンポジットの「SPEEDER NX GREEN」を継続使用する。

ウッド類はすべて「ステルス2」シリーズのスタンダードモデルを選択

フェアウェイウッドはこれまで「ステルス プラス」の3番(15度)のみを使用していたが、新作のスタンダードモデル「ステルス2」に変更し、番手も3番HL(16.5度)と7番(21度)を入れている。3本入れていたユーティリティは「ステルス2 レスキュー」の5番(25度)と6番(28度)の2本となった。ヘッドタイプや番手の見直しについて担当者は次のように述べた。

「『ステルス2 プラス フェアウェイウッド』は少し難しく感じたようで、まずはボールを拾いやすく簡単なモデルでスタートしようという意向で、スタンダードに決まりました。3番HLは4番ウッド相当と捉えていて、ユーティリティとの間を埋めるために7番ウッドを入れたという経緯です。これまで入っていたレスキューの3番よりも球が上がりやすく、扱いやすい7番ウッドを選んでいました」

用具使用契約を結ぶテーラーメイドのギアでそろえたセッティング

大きな変化はアイアンにも。2020年モデルの「P7MC」(6番~PW)から2023年モデルの「P7MC」(7番~PW)にチェンジ。6番アイアンは、飛距離性能に優れた「P770」を選択した。ウェッジ、パター、ボールは昨シーズン後半を戦ったモデルから変えていない。

全体的な特徴について担当者は「永峰プロは女子選手の中ではパワーがある方なので、男子選手が使うような難しめのモデルを好みます。ただ、(7番ウッドや6番アイアンのように)簡単なものをきちんと取り入れるところがよく考えられているなと思います」と語った。最新ギアを多く含んだバランスの良いセッティングで、2年半ぶりとなるツアー3勝目を目指す。

<永峰咲希セッティング>
ドライバー:テーラーメイド ステルス2(ロフト9度)
シャフト:藤倉コンポジット SPEEDER NX GREEN 50S
フェアウェイウッド:テーラーメイド ステルス2(3番HL 16.5度、7番21度)
ユーティリティ:テーラーメイド ステルス2 レスキュー(5番25度、6番28度)
アイアン:テーラーメイド P770(6番)、テーラーメイド P7MC(7番~PW)
シャフト:トゥルーテンパー スチールファイバー i80S
ウェッジ:テーラーメイド ミルドグラインド 3(48、54、58度)
シャフト:トゥルーテンパー スチールファイバー i95
パター:テーラーメイド トラス TB1 トラスヒール
ボール:テーラーメイド TP5

テーラーメイド ステルス2 ドライバー(ロフト9度)
ステルス2 フェアウェイウッド(3番HL 16.5度)とステルス2 レスキュー(5番25度)
テーラーメイド P770 アイアン(6番)とテーラーメイド P7MC アイアン(7番~PW)
テーラーメイド ミルドグラインド 3 ウェッジ(左から58、54、48度)
アイアン(上)とウェッジ(下)のシャフトはトゥルーテンパー スチールファイバー
テーラーメイド トラス TB1 トラスヒール パター

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