「どういう変化があるか」 畑岡奈紗がポイントに挙げた1ホールは?

雨宿りをはさんでラウンド(撮影/村上航)

「どうせクラブハウスに戻るなら打っていこうかな。歩いて戻るのももったいない」と、降ったりやんだりが続いた雨の中、畑岡奈紗は14ホールを回ってコースチェックを行った。前週「ホンダLPGAタイランド」を23位で終え、28日(火)から練習ラウンドを開始。アウト9ホールに加え後半5ホールを回ってコースの感触を確かめた。

「雨の影響でフェアウェイが軟らかくて、セカンド(ショット)以降の距離が例年よりも残るところが多い印象。グリーンも例年より軟らかいですが、パターを転がす分には走っているので、乾いたらどうなるか」と警戒。この日は強い雨が続いたが、本戦中も降雨が予想されている。

ショットはキレキレ。グリーン上が課題(撮影/村上航)

ひとつポイントに挙げたホールは、距離の長いパー4の12番(415yd)。打ち下ろしの右ドッグレッグで、高い木がグリーンを狙う視界の邪魔をする。「距離もあるし、グリーンが奥に下っているので難しい。ティが前に出るかもしれないので、そこでどういう変化があるか」と、この日は前のティから1Wと3Wでティショットの落としどころを確認した。

昨年大会は4日間で2桁アンダーを目標に、通算10アンダー11位で終了。「一日3、4アンダーを目指してやっていけば上位には絡める」と今年も2桁達成を一つの指標に掲げた。

ストロークがしっくりこない(撮影/村上航)

前週のタイではパッティングを課題に挙げており、ストロークの修正を急いでいる。「一番の課題はグリーン上、そこをしっかり思うようにできたら」とラウンドを終えて練習グリーンに向かった。(シンガポール・セントーサ島/谷口愛純)

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