LRT、安全な利用法学ぶ 平石中央小で初の“体験型”安全教室 宇都宮

軌道敷を自転車で渡る際の注意点を学ぶ児童ら

【宇都宮】次世代型路面電車(LRT)の平石-グリーンスタジアム前停留場の試運転が1日に始まるのを前に、市は28日、平石中央小で初めての「LRTの体験型安全教室」を開いた。児童50人とスクールガードらが現場に出向き、軌道敷の渡り方などを体験した。

 同校の目の前にLRTの平石中央小学校前停留場があるため、通学時の安全確保などを目的に開催した。

 児童らは市職員によるクイズを通じて、LRT運行時の交差点での待ち方や停留場周辺での注意点など学んだ。その後、車両基地に移動し、レールの溝に自転車の車輪がとられない渡り方の実演を見学したり、LRTが近付いたことを文字盤や音で知らせる「接近表示器」の見方を確認したりした。最後は平石停留場で車両に乗って、乗車方法を学んだ。

 6年吉田聖菜(よしだせいな)さん(12)は「LRTは思ったより大きかった。ルールや注意点が分かったので家族にも教えたい」と話していた。

平石停留場で軌道敷を渡る児童ら
軌道敷を車いすで渡る際の注意点を学ぶ児童ら

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