秋にドングリ拾おう 延岡 岡富小に「きぼうの森」

岡富小「きぼうの森」に新たに植えた樹木を見学する5年生たち

 宮崎県延岡市・岡富小(柳田光一郎校長、413人)にコンビニ大手・ローソンの「緑の募金」を活用した「きぼうの森」が完成した。新たに樹木5本を植えたほか、既存の樹木を剪定(せんてい)し校内の緑化環境を整備。子どもたちも「未来につなげられるように育てたい」と喜んでいる。
 体育館東側の「きぼうの森」には、これまでのクロガネモチなどに加え、秋にドングリ拾いができるようにとクヌギ、カシワ、ウバメガシを新たに植樹。子どもたちが遊び、笑顔であふれる豊かな森が続くよう希望を込め、5、6年生が名付けた。
 正門横に秋に色付くイロハカエデと初夏に白い花が咲くヤマボウシが植えられた。
 完成式典は1日、同校であり5年生59人と関係者が出席。児童を代表し佐藤優果さん(11)が「(コロナ禍で)ほかの学年と交流することが少なくなり寂しかったが、この森でみんなで遊び、つながりができるとうれしい」とあいさつ。看板の除幕や記念撮影をして完成を祝った。

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