横浜地裁の敷地内に車で侵入した疑い 容疑の男逮捕 車放置し立ち去る、訴訟結果に不満

横浜地裁の敷地内に放置された車=2022年2月、横浜市中区

 昨年1月に横浜地裁の出口前に車が放置された事案で、加賀町署は今月1日、建造物侵入の疑いで、海老名市国分南3丁目、職業不詳の男(86)を逮捕した。

 逮捕容疑は、昨年1月31日午後2時ごろ、横浜地裁の敷地内に自身が運転する乗用車で侵入した、としている。男は「逮捕される筋合いではない」と供述している。

 署によると、車で地裁を訪れた男は警備員に用件を尋ねられると「裁判だ」と答え、駐車場への駐車を求められると無視して車を放置したまま立ち去った。男は地裁であった民事訴訟の当事者で、以前にも度々地裁を訪れて訴訟結果に対する不満を訴えていたという。放置した車には、地裁に対する不満や苦情を書いた複数の紙を貼っていた。

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