U20アジアカップ開幕!今大会で注目すべき「高校サッカー出身」の若き日本代表5名

1日、AFC U20アジアカップ2023がウズベキスタンで開幕した。

今年5月にインドネシアで開催されるU-20ワールドカップのアジア最終予選を兼ねた今大会。冨樫剛一監督率いる日本代表は、3日に中国、6日にキルギス、そして9日にはサウジアラビアとグループステージで対戦する。

今回の日本代表には注目選手が多いが、その中でも爆発的な活躍を見せる可能性がありそうなのが、高校サッカーを経験したヤングスターたち。

そこで、DAZNで独占配信される今大会のU-20日本代表メンバー23名のうち、高体連出身の5名をピックアップして紹介する。

松木玖生(7番)

青森山田高校→FC東京

まずは今大会のキャプテンに任命された、19歳の闘将。

青森山田で高校サッカーの王に君臨し、鳴り物入りで加入したFC東京でも昨季レギュラーとして31試合に出場した。

技術面など課題もあるが、それを補って余りあるリーダーシップと存在感を持つ松木からは今大会も目が離せない。

横山歩夢(9番)

東海大学高輪台高校→松本山雅FC→サガン鳥栖

昨季2年目の松本山雅で11ゴールをたたき出したスピードスター。

スピードだけでなくドリブルスキル、さらには決断力を併せ持ち、ミドルレンジからでも積極的にゴールを狙っていく姿勢が気持ちいい。

3月4日に20歳の誕生日を迎える横山は今大会、MFとして登録されており、冨樫監督の起用法も注目される。

佐野航大(8番)

米子北高校→ファジアーノ岡山

岡山県が誇る「佐野兄弟」の弟。

今年、鹿島アントラーズへ加入した3歳年上の兄・海舟と同じく高校は鳥取県の米子北へ越境したが、弟・航大は地元のファジアーノ岡山でプロ入りすることを選択した。

昨季は高卒1年目とは思えない技術とプレービジョンを発揮し、J2の3位に入ったチームで28試合に出場。今季J2で最注目の若手の一人だ。

熊取谷一星(17番)

浜松開誠館高校→明治大学

三笘薫の動向を気にかけるリヴァプールの地元メディアが“NEXT三笘”として注目する20歳。名前は「くまとりや いっせい」と読む。

身長164cmと小柄で凄まじいキレを誇り、チャンスメイクだけでなくゴール前に入っていくプレーも得意としている。

昨年11月のスペイン遠征では、1-0と勝利したU-18スペイン戦で決勝点を奪取。この春大学3年生になるアタッカーに国内外から熱い視線が注がれている。

永長鷹虎(14番)

興國高校→川崎フロンターレ

ガンバ大阪の天才・中村仁郎を追い落としてメンバー入りした、同じ大阪府出身のウィンガー。

出身は古橋亨梧を筆頭に多くのプロ選手を輩出している興國高校。そのチームを一から作り上げた内野智章監督が、「興國史上最高のテクニシャン」と評したのが永長である。

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川崎でのプロ1年目は出場機会に恵まれなかったが、Jリーグ屈指の環境で磨いた閃きと決定力を今大会で見せてくれるはずだ。

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