競泳女子背泳ぎの五輪メダリスト・中村礼子さん 平塚で中学生に熱いエール 「夢は絶対にかなえると強い気持ちで」

目標を見つけ追い求めることの大切さなどを話した中村礼子さん=平塚市東中原の市立大野中学校

 各界で活躍する社会人の話を聞き、自分の将来について考える「生き方を学ぶ講演会」が1日、平塚市立大野中学校(同市東中原)で行われた。アテネ、北京の五輪2大会・競泳200メートル背泳ぎで銅メダルを獲得した中村礼子さんが登壇し「仲間や出会いを大切に。感謝の気持ちを忘れないで」などと話し、575人の全校生徒が熱心に聞き入った。

 横浜市都筑区出身の中村さんは、湘南工大付属高校から日本体育大学へ進学。同中学の教員が大学時代の同期だった縁で講演が実現した。

 中村さんは「目標を持つと強い自分になれる」と説き、挑戦や継続することの大切さ、楽しさや悔しさが競技を続ける原動力になったと紹介した。

 さらに「五輪出場などの夢がかなったらいいな、ではおそらく出場はできなかった。『絶対にかなえる』という強い気持ちをもって、時には自分の人生のために行動することが大事」とエールを送った。

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