鈴木愛2位発進「リズム良くできた」 白内障手術の母に吉報を

開幕戦初日に好スタートを切った鈴木愛(撮影/中野義昌)

◇国内女子◇ダイキンオーキッドレディス 初日(2日)◇琉球GC(沖縄県)◇6560yd(パー72)

2年ぶりのタイトルを目指す鈴木愛が5バーディ、2ボギーの「69」でプレー。3アンダー2位で発進した。「ショットの調子も悪くなかった。コースでもリズム良くできていた。ショットもオフにやってきた課題ができた一日」。強い風が吹くコンディションでの好スタートにうなずいた。

前半2番、130ydからPWで2mにつけてバーディを奪うと、4番(パー5)から3連続バーディ。5番では6mを沈めた。しかし、10番、11番(パー5)といずれも3パットによる2連続ボギー。「後半のほうがグリーン速い気がした。そうしたらタッチがわからなくなった」。それでも最終18番(パー5)は4mを沈めてバーディで締めくくった。

2年ぶりの優勝を目指す(撮影/中野義昌)

1月からは恒例のアリゾナ合宿を3週間。「スイングの形をすごく大事にした」とシーズンを戦い抜く上で必要な基礎を鍛え上げた。2月には米男子ツアー「WMフェニックスオープン」も観戦。最終日には憧れのリッキー・ファウラーのホールインワンを見届けた。

吉報を届けたい人もいる。この日は母・美江さんが白内障の治療のため、東京都内の病院で目の手術を受ける。これまで試合会場への送り迎えなどツアー生活を支えてもらっていただけに、2021年「資生堂 レディス」以来となるツアー18勝目で喜ばせたい。

「来週に向けても良い結果が出るといい。とりあえずは予選通過が目標」と冷静に頂点だけを見据えた。(沖縄県南城市/玉木充)

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