ヴァネッサ・ブライアントさんが、夫のＮＢＡ選手故コービー・ブライアントさんと娘ジアナさんが死亡したヘリコプター墜落事故の写真が拡散されたことを巡り、ロサンゼルス郡と損害賠償２８８５万ドル（約３９億円）で和解した。
２０２０年、ヘリコプターに乗り合わせていた７人と共に死亡したコービーさんとジアナさん、昨年８月には、地元の保安局隊員と消防隊員がヴァネッサさんや共同原告クリス・チェスターさんの家族の遺体の写真を部外者と共有したことにより、遺族に感情的な苦痛を負わせたと判決が下され、被告側に１６００万ドル（約２２億円）の賠償命令が下されていたが、今回夫妻の３人の子供達が将来損害賠償訴訟を起した場合も含めた額面での同意に至ったかたちだ。
ヴァネッサさんの弁護士ルイス・リー氏は、こう話している。「本日は、このグロテスクな行為に至ったものに責任を取らせるというブライアン氏の勇敢な戦いの成功の頂点を印すものとなります」「彼女は夫、娘、そして亡くなった家族が同様の無礼な扱いを受けた全ての人のために戦いました。私達は裁判における彼女の勝利とこの和解金が、このような行為に終止符を打つことを願っています」
ヴァネッサさんは、同事故で妻と娘を失ったチェスターさんと共に、遺体が写っていた写真を拡散したことによる感情的苦痛でロサンゼルス郡を訴え、それらの写真が少なくともロサンゼルス郡保安局が所有する機材２８台、ファーストレスポンダー十数人の間で拡散されたと主張していた。
（BANG Media International／よろず～ニュース）
