「語り合うことが励みに」 練馬区在住 被爆者の交流会 コロナ禍で3年ぶり新春の集い

東京都練馬区に住む被爆者たちの交流会が開かれ、親睦を深めました。

1日、「被爆者練馬の会」が主催した新春の集いは、新型コロナのため、3年ぶりに開かれました。

参加者は、この3年間に亡くなった会員や、広島と長崎の原爆犠牲者に黙とうを捧げました。

集いには、練馬区に住む24人の被爆者のほか、支援者などあわせておよそ50人が参加しました。久々に顔を合わせた被爆者らは、お互いの身の上話などをしながら交流を深めました。

被爆者練馬の会には、多いときで250人の会員がいましたが、今は185人。去年4月からことし2月末までに13人が亡くなったということです。

被爆者練馬の会 綿平敬三 会長(広島被爆)
「やっぱり、やってよかったって思いますよ。わたしは死ぬるまでがんばる。1人になってでもこの会を守って、会員の寄り添う会で、みなさんの語り合える会を維持していきたいと思っているので」

会長の綿平さんは、「被爆者にとって語り合うことが励みになる」と話していて、今後もふれあいの場を設けることにしています。

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