平和の願い込めた力作並ぶ 「キッズゲルニカ国際写真展」 31日まで原爆資料館

展示パネルに見入る来館者=長崎原爆資料館

 世界の子どもたちが願いを込めて描いた作品を紹介する「平和の祈り キッズゲルニカ国際写真展」が1日、長崎市平野町の長崎原爆資料館の円形パビリオンで始まった。31日まで。
 国際奉仕団体「長崎キワニスクラブ」(水嶋英治会長)と学生組織の「サークルK長崎大学」が主催。反戦を訴えるピカソの大作「ゲルニカ」になぞらえ、同じ大きさのキャンバスに描く国際的な平和活動で、縦3.5メートル、横7.8メートルの現物2点とウクライナやインドなど40カ国以上から集めた作品の写真計約200点をパネル展示している。
 名古屋市の大学生、後藤輔さん(22)は「絵を描くという楽しい作業を通じ、難しく考えがちな平和についてアウトプットするのはすてきな活動」と話し、作品に見入った。
 平和の灯籠作りやキワニスドールの寄贈など、クラブ創立から10年の活動を振り返る展示もある。


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