柔軟な発想の設計図や模型50点 岡山科学技術専門学校作品展

学生が設計した建物の設計図や模型

 岡山科学技術専門学校(岡山市北区昭和町)で建築を学ぶ学生が制作した設計図や模型の作品展が3日、同柳町の山陽新聞社さん太ギャラリーで始まった。5日まで。

 建築工学科1、2年生と建築工学研究科の学生が、学年の集大成として取り組んだ約50点を出品した。2年生の卒業制作は大規模な施設がテーマ。人間関係を育めるよう友人や地域住民と交流できるオープンスペースを広く取った学校、体験コーナーを備えたデジタルアート美術館など柔軟な発想力を発揮した作品が並ぶ。

 JR岡山駅西口を想定し、幅広い年齢が集う複合施設を手がけた2年樋渡岳人さん(20)は「地域に活気を生む建物を目指した。思い通りのデザインを形にすることができた」と話した。

 景勝地に立つ別荘を課題にした作品は、アウトドア好きの家族向けに自転車などを置ける土間収納を設けたり、外装をオレンジ色にして非日常感を演出したりしている。

 午前10時~午後6時(5日は同3時まで)。入場無料。

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