徳川家康や、息子の頼宣も愛用した国宝の太刀などを集めた特別展が、広島県福山市で開かれています。
ふくやま美術館の特別展で展示されている名刀「江雪左文字(こうせつさもんじ)」です。
およそ700年前の南北朝時代に作られたもので、徳川家康や、十男で初代紀州藩主の頼宣が愛用した名刀として国宝に指定されています。
「江雪左文字」のつばや柄などの付属品も初めて一堂に展示されました。
特別展では国宝9点、国の重要文化財8点の刀剣などを見ることができます。
美術館によりますと、日本刀をテーマにしたゲームをきっかけに刀剣に興味を持った若い世代「刀剣女子」も訪れているということです。
30代 兵庫県から
「一度見てみたい刀だったので。戦も経験しているのに、すごくゆったりと柔らかな雰囲気のある刀だなと思って」
20代 岡山県から
「今まで見てきたものとの違いを考えながら、どういう思いで使っていたのかなと思いをはせながら見ていました」
特別展は、19日まで開かれています。