TGM Grand Prix、SF参戦体制を発表。大湯都史樹、ジェム・ブリュックバシェを起用

 3月3日、2023年シーズンより全日本スーパーフォーミュラ選手権に参戦する『TGM Grand Prix(ティージーエムグランプリ)』が参戦体制を発表し、昨年までTCS NAKAJIMA RACINGに在籍した大湯都史樹、そして昨年FIA F2に参戦したジェム・ブリュックバシェの起用を明らかにした。

 2022年シーズンにTEAM GOHを率いていた池田和広氏がチーム代表を務める新チーム『TGM Grand Prix』は、1月30日に2023年シーズンよりホンダエンジンを使用し、2台体制でスーパーフォーミュラに参戦すると表明。しかし、その時点では起用するドライバーについては明らかにされてはいなかった。

 そんななか、今季参戦する全チームが一堂に会する『2023鈴鹿サーキットモータースポーツファン感謝デー(3月4〜5日開催)』と、続く『第1回公式合同テスト(3月6〜7日開催)』を直前に控えた3月3日、待望の参戦体制が明らかにされた。

 53号車のドライバーとして、昨年までTCS NAKAJIMA RACINGに在籍し、今季スーパーフォーミュラ参戦4年目を迎える大湯、そして55号車のドライバーとして、昨年FIA F2に参戦したトルコ出身ブリュックバシェの起用が明らかにされた。

 また、大湯とブリュックバシェがステアリングを握る2台の車両は、3月4〜5日に鈴鹿サーキットで開催される『2023鈴鹿サーキットモータースポーツファン感謝デー』で初お披露目される。

 なお、ブリュックバシェがステアリングを握る55号車のサイドポンツーンには、2月6日にトルコ南東部で発生したトルコ大地震の被災者へ想いを寄せ、1日も早い復興を祈る象徴として、『#PrayForTurkiye(トルコに祈りをささげよう)』というメッセージが入るとのことだ。

 スーパーフォーミュラでは優勝経験もある大湯、そしてF1eスポーツシリーズで頭角を表し、FIA F2に参戦したブリュックバシェのふたりが、新チーム『TGM Grand Prix』でどのような走りを見せるだろうか。『2023鈴鹿サーキットモータースポーツファン感謝デー』での初お披露目から大きな注目を集めることになりそうだ。

■TGM Grand Prix

2023年 全日本スーパーフォーミュラ選手権参戦体制

エントラント名:TGM Grand Prix(ティージーエムグランプリ)
代表:池田和広

・ゼッケン:53
車名:TGM GP SF23
ドライバー:大湯都史樹

・ゼッケン:55
車名:TGM GP SF23
ドライバー:ジェム・ブリュックバシェ

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