民生委員や社協を名乗る不審電話相次ぐ 福井県内で2月以降、年齢や家族構成聞きだす 県警が注意呼び掛け

 福井県内で2月以降、民生委員や社協関係者などを名乗り、個人情報を聞き出そうとする不審電話が相次いで確認されている。県警は注意を呼びかけている。

 県警生活安全企画課によると、不審電話は2月に52件、3月は2日までに24件確認された。民生委員や社協、電力会社、防犯協会の関係者を名乗り「1人暮らしですか」「69歳以下だと電気料金が安くなる」「犯人グループを捕まえたら名簿に名前があった」などと言い、年齢や家族構成を聞き出そうとするという。

 電話は県内全域であり、同じ番号に肩書を変えて複数回かかってくるケースも確認されている。

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 同課は▽個人情報は教えない▽在宅中でも留守番電話に設定する▽家の鍵かけの徹底-を呼びかけている。

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