GASGASファクトリー・レーシング・テック3がRC16のカラー公開。P.エスパルガロ復帰、唯一ルーキーのA.フェルナンデスによるコンビ

 3月4日、ロードレース世界選手権のMotoGPクラスに参戦しているGASGASファクトリー・レーシング・テック3はスペインのバルセロナで体制発表会を行い、2023年シーズンに使用するマシン『RC16』のカラーリングを公開した。

 ガスガスは、スペインのカタルーニャ州に本社を置くオートバイメーカーで、2020年よりKTMの傘下に入り、Moto3クラスやMoto2クラスに参戦するAspar Teamを支援してきた。一方のテック3は、1999年から2018年までヤマハのマシンで戦い、2019年からの3年間はKTMとともにMotoGPクラスに参戦していた。

 そんなガスガスとテック3によるチーム、GASGASファクトリー・レーシング・テック3が2023年シーズンより新たに参戦する。マシンはKTMより供給されるRC16を使用し、ライダーにはポル・エスパルガロとアウグスト・フェルナンデスのふたりが加入となった。

2023MotoGP:GASGASファクトリー・レーシング・テック3のRC16

 ポル・エスパルガロは、2013年にMoto2クラスで王者に輝き、翌2014年にモンスター・ヤマハ・テック3からMotoGPクラスに昇格した。2017年から2020年まではレッドブルKTMファクトリー・レーシングより参戦しており、テック3とKTMともに経験のあるライダーだ。

 続いてアウグスト・フェルナンデスは、2023年シーズンのMotoGPクラス唯一のルーキーライダーだ。2017年の第6戦スペインGPでMoto2クラスのデビューを果たし、Moto2クラス6年目となった2022年シーズンは激闘の末チャンピオンに輝き、今シーズンからMotoGPクラスに昇格となる。

 スペイン・バルセロナ郊外のテラサで行われた発表会では、ポル・エスパルガロとアウグスト・フェルナンデスが登場。お披露目されたマシンのカラーリングは、2022年の第13戦オーストリアGPにて公開されたものから大きく変更はなく、赤と白でデザインされた。

2023MotoGP:ポル・エスパルガロ(GASGASファクトリー・レーシング・テック3)
2023MotoGP:アウグスト・フェルナンデス(GASGASファクトリー・レーシング・テック3)
2023MotoGP:GASGASファクトリー・レーシング・テック3のRC16
2023MotoGP:GASGASファクトリー・レーシング・テック3のRC16

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