近藤真彦が次期取締役会長に就任へ。日本レースプロモーションが新役員人事を発表

 3月5日、全日本スーパーフォーミュラ選手権を運営する日本レースプロモーション(JRP)は、2月28日開催の取締役会において、現取締役会長の中嶋悟に代わり、近藤真彦を新取締役会長に選任することを内定したと発表した。

 JRPは2021年末から『SUPER FORMULA NEXT50(スーパーフォーミュラ・ネクストゴー)』プロジェクトを立ち上げ、サステナブルなモータースポーツ業界づくりを目指し、カーボンニュートラルへの挑戦やエンターテインメントの向上など、さまざまな取り組みを進めている。

 そんなJRPだが、2023年は国内トップフォーミュラレースであるスーパーフォーミュラが50周年を迎えるにあたり、モータースポーツの魅力やレーシングドライバーの活躍をより幅広い層に知ってもらうべく、新体制が発足することになった。

 その一環として、現取締役会長を務める中嶋悟に代わり、KONDO RACINGの代表取締役兼チーム監督の近藤真彦が新たな取締役会長に就任することが内定した。なお、この役員人事は4月に予定されている定時株主総会および、同総会終了後に開催される取締役会で正式決定が行われる予定だという。

 次期取締役会長に内定した近藤は、「JRPは昨年スーパーフォーミュラNEXT50プロジェクトをスタートさせており、この大変重要な局面での取締役会長就任となること、とても身の引き締まる思いです」と新会長就任へ意気込んだ。

 そして取締役会長からは退くことになったが、引き続きTCS NAKAJIMA RACINGのチームオーナー兼総監督として、スーパーフォーミュラの盛り上げに尽力する中嶋も以下のようにコメントした。

「これまでもさまざまな課題がありましたが、カーボンニュートラルやデジタルシフトといった現在直面している課題に向けて、近藤新会長はまさにそれらに立ち向かえる新しい時代に相応しいリーダーです。今後のデジタル時代のファンづくりは、彼のような次の世代に託し、思いきりやってもらいたいと思っています」

「もちろん私も引き続きチームの一員として、レースを一緒に盛り上げていきたいと思います」

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