今週はさらに気温高く 西~東日本は連日20℃前後も なだれや気温差に注意

 あす(月)は晴れる所が多く、東海や西日本では日中は上着がいらないくらいの暖かさとなりそうだ。関東はあすも午前中を中心に雲が広がりやすいが、午後は回復に向かう見通し。火曜日になると全国的に晴れて、気温はさらに高くなる見込み。週の中ごろからは、西日本や東日本では20℃前後と春本番の暖かさが続きそうだ。特に週の前半は朝と日中の気温差が大きくなるため、体調を崩さないように気をつけたい。雪が多く残っている地域では、なだれや落雪に十分な注意が必要となる。

東海や関東に雨雲広がる あす(月)も関東は雨

 きょう(日)は、高気圧に覆われて広い範囲で晴れている。ただ、東海や関東は湿った空気の影響で雲が広がりやすくなっていて、今夜にかけては関東にも南部中心に雨雲が広がる見込み。あす(月)になると、東海は晴れ間が戻り、全国的に3月下旬並みの暖かさとなりそうだ。ただ、関東は午前中を中心に雲の多い空模様が続き、沿岸部では雨の降る所もある見込み。伊豆諸島には発達した雨雲がかかりやすくなるため、あすにかけて急な強い雨や、落雷、突風に注意が必要となる。

火曜日以降は春本番の暖かさ 20℃超えも

 火曜日になると関東も晴れて、全国的に気温はさらに高くなる。週の中ごろから週末にかけては西日本や東日本では連日20℃くらいまで上がり、東京で21℃など4月下旬並みの暖かさとなる所もありそうだ。日中は気温が高くなるが、週の前半は朝の冷え込みが強く、一日の気温差が15℃以上になる所もある見込み。昼間は薄着で過ごせても、調節のしやすい服装を心がけ、体調を崩さないように注意が必要だ。

 花粉の飛ぶ量も多くなるため、花粉の付きにくい服を選ぶなどの対策を心がけたい。

なだれや雪解けに注意

 水曜日は仙台で19℃と5月上旬並みとなり、札幌も10℃前後と気温の高い状態が続く見通し。積雪の多い地域は、なだれや落雪、雪解けによる川の増水や土砂災害などにも注意が必要となる。
 この先はしばらく晴れる日が多くなるが、木曜日から金曜日にかけては西から天気が下り坂となりそうだ。

(気象予報士・及川藍)

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