福井県若狭町長が芸人こにおさんと爆笑漫才 M-1グランプリ1回戦突破コンビ、ボケ&突っ込みの腕前は…

軽妙に漫才を披露した渡辺英朗若狭町長(左)と飯めしあがれこにおさん=3月5日、福井県若狭町海士坂

 福井県若狭町の渡辺英朗町長(42)が3月5日、同町海士坂の海士坂集落センター落成記念祝賀会で、「福井県住みます芸人」の飯めしあがれこにおさん(33)=福井県おおい町出身、若狭町在住=と漫才を披露した。海士坂区の話題を盛り込んだネタを軽妙に披露し、子どもから大人まで約90人の区民を笑いの渦に包んだ。

 2人は2022年、日本一の漫才師を決める「M-1グランプリ」にエントリー。1回戦は通過したが、2回戦で敗退した。同区から依頼を受け、2人でこの日のために作ったネタを披露した。

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 こにおさんが自己紹介で持ち歩いている炊飯器を開け、ご飯の上にノリを使って表した「海士坂」の文字を披露すると会場は大盛り上がり。観客に「よかったらCM(コマーシャル)で使ってください。よろしくお願いします」と呼びかけると、渡辺町長は「営業されても困る。(こにおさんだと)イメージダウンにつながっちゃう」と冗談交じりに返し、笑いを誘っていた。

 海士坂には移住者が多いことなどにも触れたほか、観客も巻き込んで漫才を進め、会場を盛り上げた。美方高校2年の女子生徒は「海士坂のことをネタにしてくれて、とても面白かった」と喜んでいた。

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