【浦添】三線とウクレレが合わさった楽器サンレレの人気が浦添市でじわりじわりと広がっている。11日には市民有志が立ち上げたサンレレサークルの初レッスンが予定されており、メンバーは技術習得に意欲を見せる。講師はサンレレ奏者の石原エリキさん(30)。石原さんやサークルメンバーは「サンレレは楽しく簡単に弾ける楽器。気軽に遊びに来てほしい」と、サークルへの参加を呼び掛ける。
サンレレは読谷村の三線工房まちだやが2009年に開発した楽器で、考案者はディアマンテスのアルベルト城間さん。講師の石原さんは母親がブラジル出身の県系人で、2年前からサンレレ奏者として県内を拠点に活動する。
昨年11月の第7回世界のウチナーンチュ大会では、グランドフィナーレの舞台に立った。石原さんはサンレレについて「三線とウクレレの両方の良さが合わさった楽器で、楽器初心者でも弾きやすいのが特長だ」と語った。
サークルは浦添市の「自主企画まなび助成制度」を活用して開かれたサンレレ講座(全5回開催)の受講生を中心に結成した。中心メンバーの清水智子さんは「世界のウチナーンチュ大会でエリキさんの演奏を見て、サンレレに興味が湧いた。思ったより簡単に弾けて音色も良く、気軽に音楽を楽しめる楽器だ」と語った。秋山幸子さんは「音楽初心者だったが、サンレレのおかげで音楽の世界に足を踏み入れることができた」と笑顔を見せた。
サンレレサークルは随時メンバーを募集しており、市在住などの条件はない。
問い合わせは電話090(8291)7510(清水)か、メールmadeleine.rozy.robotta@gmail.com(秋山)。
(吉田健一)