今週は気温高い 4月並みの暖かさ続く 多雪地はなだれに注意を

東京の週間予報

 きょう午前中は関東で雨が残った所があったが、この方面も天気は回復に向かっている。午後は全国的に晴れて、今の時季としては気温の高い地域が多くなる見込み。あす7日(火)以降も各地で気温が高くなり、東京は8日(水)以降、最高気温が20℃前後の日が多くなりそうだ。ひと月以上も先の陽気が長く続くので、例年とは異なる季節感に戸惑ったり、体調や食べ物の嗜好にも変化が生じるかもしれない。

手放しで喜べない面も

6日(月)~8日(水)の予報、服装と気温の目安

 あす7日(火)は南から高気圧に広く覆われ、全国的に晴れて気温が上がりそうだ。朝は平年並みの冷え込みの所が多いが、日中は4月上~中旬並みまで上がり、日差しが暖かい見込み。内陸を中心に一日の気温差がかなり大きいので、服装でうまく調節したい。また、東・西日本は日本海側を含めて空気が乾くため、引き続き火の取り扱いに注意が必要だ。8日(水)は一段と気温が高くなり、関東から西は20℃前後まで上がる見通し。

9日(木)~12日(日)の予報、花粉の飛びやすい日

 9日(木)~10日(金)は雨の降る所があるが、気温の高い傾向にほとんど変化はない見込み。週末は、土曜日を中心に晴れる予想で、東日本の太平洋側や西日本は20℃を超える所が多くなりそうだ。ただ、積雪が多く残っている地域は、なだれや落雪、急な雪解けに注意が必要で、その他の各地も農作物の管理や、花粉の大量飛散に対して注意が必要となる。

(気象予報士・高橋和也)

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