マキロイもキタヤマにあっぱれ「彼は辛抱強く、どこでもプレーしてきた」

マキロイは大会2勝目を惜しくも逃した(撮影/田辺安啓(JJ))

ロリー・マキロイ(北アイルランド)は5位から7バーディ、5ボギーの「70」で回り、通算8アンダーの2位で終えた。最終18番で、決めれば結果的にプレーオフに突入した3mのバーディパットをカップ右に外し、カート・キタヤマに1打届かなかった。

出だし1番から2連続ボギーをたたきながら、中盤の巻き返しで今季2勝目に前進した。12番(パー5)からの2連続バーディで一時は単独トップに。いずれもティショットを左に曲げた14番(パー3)、15番での2連続ボギーが痛かった。

「14番のティショットの前は『まだ1、2打ビハインドだろう』と思っていた。でも、グリーンに向かう時にスコアボードを見たらリードしていた。分かっていれば、あんなミスはしなかった」と、“追う立場”だと考えて攻めた一打を悔やんだ。

ホールアウト後はクラブハウスリーダーとして後続を待った。モニターで敗戦を知り、スコア提出エリアでキタヤマと握手。「『本当に良い週だったね』と伝えただけだったけど、彼は素晴らしいプレーをした。ずっと辛抱強く、プレーできるとなれば(世界中)どこへでも出向いてきた。そうして突然、PGAツアーの最も大きな試合の1つで勝ったんだ」と、そのキャリアをたたえていた。(フロリダ州オーランド/桂川洋一)

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