春の訪れ「啓蟄」 縮景園で “松のコモ外し” 広島 4月並みの暖かさに

季節の映像です。6日は、二十四節気の1つ「啓蟄(けいちつ)」です。広島市中区の縮景園では、作業員たちが園内におよそ350本あるマツの幹に巻き付けられたコモを次々と外していきました。

コモを巻くのは、冬を越そうとする害虫を誘いこんで駆除する伝統的な技法です。冬眠を終えた虫たちが出てくるころとされる「啓蟄」に合わせて、毎年、この時期に外しています。

最近では、消毒液の効果で、コモを外しても虫はいないそうですが、春の訪れを感じる行事の1つとして続いています。

6日の広島県内は、多くの所で4月並みの暖かさとなりました。安芸太田町 加計で県内でことし初めて20℃を超えたほか、内陸や北部を中心に4月並みの暖かさとなりました。あす7日は、さらに気温が上がる予想です。(記事を更新しています)

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